アクションゲームといえば、スピード感や爽快感、そして操作スキルが問われるゲームジャンルの代表格です。マリオシリーズやダークソウル、Devil May Cryなど、数多くの名作がこのジャンルから生まれています。
今回は、自分だけのアクションゲームを作りたいと考えている方向けに、「何から始めるべきか」「どんなツールを使うか」「制作の流れ」などを、初心者にもわかりやすく紹介します。
目次
- アクションゲームとは？特徴を理解しよう
- 企画：どんなアクションゲームを作るのか
- ツール選び：おすすめの開発環境
- ゲーム制作の流れ
- よくある失敗とその対策
- まとめ：小さく始めて、大きく育てよう
1. アクションゲームとは？特徴を理解しよう
アクションゲームは、リアルタイムの操作によってキャラクターを動かし、敵を倒したり障害物を避けたりするジャンルです。
代表的な要素は以下の通りです：
- プレイヤーキャラの移動・ジャンプ・攻撃
- 敵キャラの行動AI
- ステージギミック（罠・足場・ギミックなど）
- スコアやライフなどのUI表示
- 高速なレスポンスと操作感
プレイヤーの「アクション操作」が中心なので、爽快感やスピード感が求められます。
2. 企画：どんなアクションゲームを作るのか
まずは「どんなゲームを作るのか」を明確にしましょう。
企画のチェックリスト：
- ジャンルの詳細：2Dか3Dか？横スクロールかオープンワールドか？
- テーマ・世界観：近未来？ファンタジー？和風？
- 主なアクション：ジャンプ／回避／剣撃／射撃など
- ユニークな要素：スロー演出？重力操作？変身？
- ゲームの目標：ゴール到達？敵全滅？ボス討伐？
例：
「重力を反転できる忍者が敵の基地に潜入する2Dアクションゲーム」
など、ユニークな要素を一つ加えると企画が魅力的になります。
3. ツール選び：おすすめの開発環境
アクションゲーム制作に使えるツールはたくさんありますが、以下のものがおすすめです。
| ツール | 特徴 | 難易度 |
|---|---|---|
| Unreal Engine | 高品質な3D、Blueprintでノーコードも可能 | 中〜高 |
| Unity | 豊富なアセットと情報、2Dにも強い | 中 |
| Godot | 軽量・無料・2Dゲーム向けに最適 | 初〜中 |
| RPGツクールMZ + プラグイン | 2Dアクションも可（要拡張） | 初心者〜 |
特にUnreal Engineはビジュアルスクリプト（Blueprint）で複雑な処理を組めるため、アクションゲームとの相性が良いです。
4. ゲーム制作の流れ
アクションゲームを作る際の基本的な工程は以下の通りです：
- 企画・設計
- ゲームの概要と必要な要素を紙やドキュメントにまとめる
- プロトタイプ制作
- キャラ移動、ジャンプ、攻撃などの基本動作を実装
- ステージ制作
- 簡単なレベルや敵を配置して遊べる状態に
- UI・演出追加
- ライフ、スコア、エフェクトやサウンドなどを加える
- テスト・調整
- 難易度バランスやバグ修正を行う
- 公開・配布
- itch.ioやSteamなどで配信することも可能
5. よくある失敗とその対策
失敗①：作り込みすぎて完成しない
→ 対策：まずは短いステージ1本を完成させることを目標にしましょう。
失敗②：仕様変更を繰り返して収拾がつかない
→ 対策：「コアとなる面白さ」だけは絶対にブレさせないこと。
失敗③：見た目ばかり気にして中身がスカスカ
→ 対策：ゲームプレイの楽しさを最優先に設計しましょう。
6. まとめ：小さく始めて、大きく育てよう
アクションゲーム制作は、プログラム・アニメーション・デザインなど複数のスキルが必要になります。しかし、逆にいえば「小さく作って完成させる」経験を積むことで大きな成長ができるジャンルでもあります。
最初は1つのステージ、1つのアクションだけでもOK。自分がプレイして面白いと思えるものを作ってみてください！