ゲームだけじゃない!Unreal Engineで映像制作を始めよう

Unreal Engine(UE5)= ゲームエンジンというイメージを持っている方は多いかもしれません。実は映画、CM、アニメ、MV、VTuber配信など、映像制作分野でも大活躍しているのをご存知でしょうか?

近年では『マンダロリアン』『キングダム』『米津玄師MV』など、プロの映像作品にもUnreal Engineが使われています。

この記事では、UE5を使って映像制作を始める魅力・活用事例・始め方を初心者向けに解説します!


目次

Unreal Engineが映像制作で選ばれる理由

1. リアルタイムレンダリング

通常のCG映像は、1フレームごとに数分〜数時間のレンダリング時間がかかりますが、UE5ならリアルタイムで高品質な映像を出力可能。
制作スピードが劇的に向上します!

2. 圧倒的なビジュアル表現

NaniteやLumenなどの技術により、映画品質の映像がリアルタイムで動く。物理ベースのマテリアル、動的ライティング、パーティクル、群衆表現などにも対応。

3. シーケンサー(Sequencer)で映像編集も可能

UE5内のSequencer機能を使えば、タイムライン編集でアニメーション、カメラ、音声などを直感的に制御できます。

4. バーチャルプロダクションにも対応

LEDウォールを使った撮影や、バーチャルカメラでのカメラワーク撮影も可能。実写とCGを融合した次世代映像制作に欠かせないツールです。


映像制作の活用シーン(実例)

活用ジャンル具体例
映画・ドラマ『マンダロリアン』『キングダム』
MV・プロモーション米津玄師「M八七」MV、YOASOBI作品など
アニメUEでセル調アニメ表現も可能(Toon shader + カスタムマテリアル)
CM・広告車メーカー・化粧品・建築ビジュアルなど多数
配信・VTuberLiveLinkやMetaHumanと連携してリアルタイム配信が可能

Unreal Engineで映像制作を始めるには?

ステップ1:UE5をインストール

Epic Games LauncherからUnreal Engine 5をインストール(無料)

ステップ2:テンプレートやサンプルを使って練習

おすすめは以下:

  • Sequencer Demo(公式サンプル)
  • Lyra Starter Game:ゲームだけでなくカメラ制御も学べる
  • MetaHuman Creator:リアルな人物モデルを簡単作成!

ステップ3:カメラとシーケンサーを理解しよう

  • カメラの配置・切替
  • Sequencerでのキーフレーム制御
  • マスターレンダリングで動画書き出し(.avi / .png / .exrなど)

ステップ4:ライティングと演出を強化

  • Lumenでリアルタイムな照明
  • ポストプロセスボリュームで色味調整
  • カメラのDOF(被写界深度)やレンズ効果で映画風に!

役立つ無料アセット・ツール

  • City Sample:都市風景で映像演出を練習
  • MetaHuman:高精度の人物モデルを使った演技表現
  • Take Recorder:アクターの動作を録画&再利用
  • Control Rig:キャラのアニメーション制御ツール

UE5映像制作の注意点

注意点内容
PCスペック高負荷。RTX 4070以上推奨、メモリ32GB以上が理想
書き出し設定映像出力はマスターレンダーシーケンスで行う
法的確認商用利用時はアセットのライセンス確認を忘れずに

まとめ:Unreal Engineは「映像表現の自由」を広げる

Unreal Engineは、もはや「ゲームエンジン」に留まらず、あらゆる映像クリエイターにとっての表現ツールとなっています。
特にUE5は、リアルタイムで高品質なビジュアルを作りながら、試行錯誤もスピーディーにできるという点で、映像制作に革新をもたらしています。

あなたのアイデアを「動く映像」として形にしたいなら、ぜひUnreal Engineに触れてみてください!

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